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岩屋観音と岩屋大杉
鈴厳寺の址に建てられた観音堂・岩屋観音。堂内には、鎌倉時代末期の十一面観音や如意輪観音・聖観音など5体が安置されていた。しかし、その文化財的価値が災いし、すべてが盗難にあった。現在の観音像はその後寄進され再現された像である。 境内にそびえるひときわ大きな杉が岩屋の大杉で、幹回り15m、高さ40mもあり樹齢500年と推測されている。昔は、この杉は12本に分かれていたが不埒者がそのうちの6本を切ったところ、白竜が現れて残りの6本に巻きつき、それ以上は切らせなかったとの伝承がある。白竜はそれ以来この杉の根元に住みついたと伝えられ、昭和42年に修復した際には白蛇が出現した。別名「子安杉(子持ち杉)」、この杉の皮を煎じて飲めば乳の出がよくなると言われている。 昭和40年頃までは人々も住んでいたが、過疎化が進み無人の地区となった。近年、岩屋観音周辺は森林公園として整備され、オートキャンプ場、憩いの場として賑わっている。
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